老舗アニメ専門誌「アニメディア」などがイードに加わります

本日19日、イードは学研ホールディングス傘下の学研プラスとの間で、老舗のアニメ専門誌「アニメディア」などアニメ関連事業を2020年2月1日で取得することで基本合意を締結したことを発表しました。

事業譲受の基本合意に関するお知らせ(イード)

雑誌『アニメディア』およびアニメ出版事業の譲渡に関する基本合意のお知らせ(学研プラス)

同事業では月刊誌として「アニメディア」「声優アニメディア」「メガミマガジン」を発行していて、「オトメマガジン」など不定期のムック・書籍なども多数展開しています。さらにウェブメディア「超!アニメディア」や、動画配信や番組制作などのデジタル事業も多岐に渡ります。

当社は2012年に「アニメ!アニメ!」と「アニメ!アニメ!ビズ」というアニメ専門のウェブメディアを、アニメジャーナリストの数土氏からバトンタッチを受け、以来運営してきましたが、アニメ市場の成長もあり、順調な成長を続けてきました。

矢野経済研究所のオタク市場に関する調査より(2019年11月発表)

今回、創刊から実に39年に渡って、幅広いアニメファンに愛されてきた「アニメディア」のチームが加わることで、オフラインからオンラインまで様々なメディアを通じて、アニメの楽しさを発信する事業が誕生することになります。今後も引き続き、両メディアの良さとコンセプトを磨くことで、学研様から引き継いだブランドを更に成長させていきたいと考えています。

イードが掲げるメディアの360度ビジネス展開

アニメは日本から世界に通用するコンテンツであると考えていて、今年の8月からはTokyo Otaku Mode、bitFlyer blockchainとのパートナーシップで、ブロックチェーンを使った翻訳プラットフォーム「Tokyo Honyaku Quest」と英語版の「アニメ!アニメ!」である「Anime Anime Global」を立ち上げ、こちらも順調に成長しています。

「アニメディア」も台湾でイベントを開催した実績もありますし、雑誌も一部流通していると聞いています。

メディアとして海外に進出するだけでなく、日本のアニメ産業が更に世界で羽ばたいていくための支援をメディア事業者として全力で取り組んでいければと思っています。

「アニメディア」「アニメ!アニメ!」それぞれ単に紙面やウェブサイトでコンテンツを発信するだけでなく、オフラインイベントの開催、動画配信や番組制作、など360度の展開をしてきましたが、今後もこれを強化していく方針です。

今日はまだスタートですが、39年の歴史を持つ老舗メディアと、デジタルで生まれた新興メディアが、1つのチームとなり、新しい挑戦に向かうのをとてもワクワクしています。皆さんの力を借りながら、日本のアニメ業界をより盛り上げていくことに貢献できればと思っていますので、ぜひコラボレーションさせていただければ幸いです!

株式会社イード
執行役員 メディア事業本部長
土本 学