【イードのソトウチ】イードはチャレンジし続けられる会社…ママリ編集長・湯浅氏インタビュー

出会いがあれば別れもある、というのは使い古された言葉ですが、どのような企業にも必ず起こり得ることです。縁あってイードに入社後、自らがより活躍できる新天地を見つけたOB/OGを尋ねる本企画、「イードのソトウチ」。

第一回は、妊活・妊娠・出産・子育ての疑問や悩みを解決するメディア「ママリ」の編集長で、イード在籍時には教育メディア「リセマム」の立ち上げに大きく貢献、「イードの内側」をよく知る湯浅大資さんに、「外から見たイード」について伺いました。

今日はよろしくお願いします。私の妻もママリのヘビーユーザーで大変お世話になっております(笑)。

奥様がヘビーユーザーということで嬉しいです!ありがとうございます!

毎晩見ていますね。ママの意見が大変参考になると言っていました。では気を取り直して。湯浅さんの現在のご所属と業務について教えください。

「ママリ」というプレママ・ママ向けのコミュニティアプリ・メディアを運営しているコネヒトで編集長をしています。コンテンツを作るのはもちろんですが、「ママリ」自体をどうブランディングしていくのか?という方針を打ち出し推進していくのがメインの業務ですね。

湯浅さんが編集長を務める「ママリ」。ママの不安や悩みを解決する情報を毎日発信。

最近ですと、クラウドファンディングのCAMPFIRE‎で育休プロジェクトを実施されていましたね。育休関連のテーマで登壇されているのをよく拝見しています。

クラウドファンディングで夫婦向けの育休冊子を作り、全国の自治体に配布するというプロジェクトにチャレンジしていました。男性の「とるだけ育休」をなくしたいなと。

このプロジェクトに注目してもらうために、厚労省の記者クラブで記者会見をしたのですが、そこから火が付いて色々とお声がけいただくことが多くなりました。

私も育休を取ったので、非常に関心があるテーマです。

現在、「育休義務化」の流れがあります。今後、育休を取らせることが業務責任にも成り得るというわけですね。そうすると「よくわからないけど育休を取らなきゃ!」というパパも出てきてしまいます。そういった方々に、育休中にどういった過ごし方をしてもらえばママの悩みや不安が減るのか、どう二人で一緒に子育てに向き合えるのか、その一助になればと言う想いでプロジェクトを進めています。

CAMPFIREよりキャプチャー。「とるだけ育休」を防ぐためにママリが行う啓蒙活動の一つ。

ありがとうございます、湯浅さんの今がよくわかりました。それでは、湯浅さんがイード在籍中の学びがあればお伺いしたいです。

イードでは部署ごとにPLがあって、誰もが確認できる状態になっていたのは学びになりました。

当時、私が担当していたメディア「リセマム」はちょうど立ち上げ時期で投資フェーズということもあり、毎月赤字が続いていました。二年目でようやく単月黒字を出せたのですが、自分が関わっているメディアがどれくらい人件費、販促費がかかっていて、あとどれくらい売上れば黒字になるのかを誰しもがわかる環境。それが新卒で入社してすぐに当たり前に見れたのはよかったと思っています。

イードでは職種や雇用形態に関わらず、誰でもPLにアクセスできますからね。

そうなんです。例えばですが、人っていないよりいたほうが絶対いいじゃないですか。「誰か雇ってくれれば…」という意見はどの企業でもよく出ると思います。でも、イードではPLが見れていたので、人を1人雇うということが、どれだけ自身のメディアの人件費にインパクトするのか?ということが考えられました。こういったバランスを持って仕事に取り組めたのは現在も生きていますね。

おぉ…イードでは当たり前に行われていることが、今の湯浅さんの中で生かされていると。

生かされていると思っています。編集者の仕事って細かい業務がたくさんあり、目の前の仕事に追われることが多く、それを遂行することが目的になりがちです。ですが、イードでは自分が担当しているメディアの健康状態が把握できていたので、常にひとつ高い視座から全体を見る力がつきました。

あと、言葉にしちゃうと当たり前に聞こえると思うのですが、やっぱり携わっているサービスや業界が好きかどうかって大事だなっていう感覚も、イードで学びました。最後の最後って、そういう感情面が押し切ってくれる気がするんです。それを、イード経験できたことは、財産になっていると思っています。

代表の宮川もよく「好きなことでないと生き残れない、努力は夢中に勝てない」と言ってますもんね。それでは、イードでの思い出深いエピソードがありましたら教えて下さい。

色々あるのですが、新人研修で、台風のお台場から同期三人でトボトボと徒歩で帰宅したことは忘れられないですね…土砂降りでタクシーも捕まらず、あれは怖かったなぁ…

そ、その他のエピソードはありますか…?

自分が担当した記事が、Yahoo!のトップページに掲載されたときは本当に嬉しかったですね!多くの人の目に触れて、何かを考えるきっかけを作って、行動に移してもらう。それってメディアの醍醐味だなと。

あとは、入社してからリセマムを担当した最初の2年間は、1日の最初に話すのが田村さんで(※)、1日の最後に話すのも田村さん、という生活をしていた気がします。妻もいたのですけど(笑)。

(※)キッズ&ファミリー事業部の部長で、リセマムの編集長。社員番号0001とイード歴も長い。田村のインタビューはこちら

湯浅さんがイードに入社を決めた理由はなんだったのでしょう?

もともと子どもの教育に興味をもっていて、教育における家族の選択肢を増やす仕事をしたいと考えていたので、業種としてマッチしたというのがマジメな理由です。でも、決め手になったのは、田村さんとの出会いです。逆求人で当時のイードの役員と出会って、「教育に興味がある」と言う話をしたら「立ち上げたばかりの教育メディアがあるから、編集長と会ってみなよ」とお誘いを受けて。

その時の田村さんと面接は今も鮮明に覚えています。こんなに楽しそうに、自分の仕事について話す人いるんだって思って。この人の近くで仕事ができたら絶対に楽しい!と。

湯浅さんが田村さんを今でも尊敬しているのがよくわかります。

今でも仕事で悩んだら田村さんに相談しています。それくらい田村さんは大きな存在ですし、田村さんに出会えて、一緒に仕事をさせていただけたことは僕にとって大きな宝です。

自分の興味のある教育領域で、リセマムはイード初の社内でゼロから立ち上げたメディア。さらに上長は田村さん。環境としては最高でした。

社内開発案件だったリセマム。2020年10月で開設から10年を迎える。今ではメディア事業本部の大きな柱に。

—人が決め手だったのですね。そんな湯浅さんが感じる、「辞めたからこそわかるイード」について聞かせてください。

イードはとてもチャレンジしやすい環境ですよね。数多くの事業部とメディアがあって、それぞれで収益を上げているからリスク分散がされている。コネヒトは自分が入社した当初はママリ1本だけでしたから、これが失敗すると会社がこける、一個一個のチャレンジを考え抜かないと仕事を失ってしまう、という状況でした。

イードはエンジニアも、デザイナーも、バックオフィスも、たくさんの事業部がシェアしている(負担している)ので、ひとつのチャレンジが失敗したら終わる、という環境ではないですよね。それってすごく恵まれているなと。どんどんやんちゃができる!今でもM&Aで事業を獲得し続けているし、社内からメディアが続々と立ち上がっていますよね。

辞めた今でも注目してもらえてとても嬉しいです…!最後に、どういった人ならイードで活躍できると思いますか?

会社のサイズ感と、事業の多さがやんちゃをリスクヘッジしてくれるので、熱量がある人がいいと思いますね。自分が熱量をもっているものに、ちゃんとビジネス面での説得材料が見つけられれば、どんどんチャレンジができる環境なのではないでしょうか。

クラウドファンディングを実施して感じたことが「理屈だけでは人は動かない」ということです。ロジカルに説明するよりも、熱量を持って心から訴えかける方が協力してくれたりするんですよ。

イードで働いてる人たちっていい人が多いですよね。そうやって熱量高く頑張ってる人を助けてくれる文化があると思っています。

サービスがひとつのベンチャーに転職した僕が感じたのはそういうところですかね。

本日はありがとうございました!

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「イードで働いてる人たちはいい人が多い」という湯浅さんの言葉に嬉しくなりつつ、湯浅さん自身もとてもいい人だなぁ、と筆者は感じています。代表の宮川も常々「いい会社にしたい」と話しており、それを体現しているメンバーがイードには多く在籍しています。そんなメンバーのインタビューを下記ページに公開していますので、ぜひ御覧ください!


イードメンバーのインタビュー