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好きなことを仕事に
白田 健司Kenji Shirotaパズル事業部
WORKS
紙の雑誌の編集業務を主に行っております。「クロスワードキング」や「漢字道」などのパズル雑誌の企画立案や校正、進行の管理などが主な仕事です。読者の皆様からお寄せいただいた意見や、テレビ、インターネット、雑誌などから「ニーズ」を見つけて、それを企画としてパズルに結び付けます。
一般的な書籍や雑誌の校正である文字(文章)や写真等のチェックのほかに、「パズルがちゃんと解けるかどうか」のチェックとして、実際に問題を解くという作業も行います。パズルの編集というと、パズル制作もしているように思われがちですが、問題はパズル専門の作家陣に依頼しています。事業部の中では応募ハガキの管理やプレゼントの抽選業務、賞品の発送なども行っています。その他、他社様への問題提供や、Web版パズルコンテンツの開発・提供も行っております。
MEDIA
パズル誌に携わりたくてこの仕事を選びました。大学の授業中にパズルを解いたり、友人と集まって答えを出し合ったりしていた「読者」だったのですが、「できれば好きなことを仕事にしたい」と思っていました。また、とてもミーハーな考えなのですが、「全国に自分の名前を出したい」という思いもちょっぴり…。家族や知り合いなどに自分の名前を見せて自慢したいなと。今も書店で見かけると、息子たちに自慢したりしています。また、自分が好きなパズルをみんなにも知ってもらいたい、楽しんでもらいたいという思いも、理由のひとつです。解いてみるととても面白いのですが、なかなかパズルに出会う機会がない人が多いと思うので、その機会を少しでも作れれば良いなと思っています。
ENJOYMENT
自分の趣味でもあるパズルを仕事にできたこと。仕事内容の「パズルがちゃんと解けるかどうか」の校正も、パズル作家陣が作ったばかりの新鮮な問題に、誰よりも早く挑戦できるというのがやはり楽しいです。また、自分が面白いと思った企画・問題が世に出て、読者の皆様にも楽しんでもらえて、「面白かった」「また挑戦したい」などの声をいただけるのが嬉しいです。作家陣や編集部のメンバーと考えた新しい企画・問題の評価が高かった場合なども同様で、それらが仕事をする上でのモチベーションにつながっています。もう一つ、自分が携わった雑誌を、書店やコンビニで手に取り購入してくださったり、電車の中などで楽しんでくださっているのを見ることができるのは紙媒体ならではの楽しさです。心の中で「ありがとうございます!」と叫んでいます。
PERSON
やはり楽しんで仕事ができる人と働きたいというのがいちばんです。仕事はなんでもそうだと思いますが、自分たちが楽しめていないと、相手にも伝わると思います。好みもあるので、すべてが受け入れてもらえるわけではありませんが、まずは自分が挑戦してみたいと思える雑誌が作れるかが大切です。そもそも、「パズルは好きじゃないです」という人にとっては、仕事内容がとても過酷だと思いますし。また、パズル誌の編集は地味な作業が多いので、地道に頑張れる人がいいと思います。パズルの得意不得意はあまり関係ないです。というよりも、仮に不得意だとしても…慣れます。なにか趣味がある人もいいなと思います。その趣味を雑誌に活かすことができれば、Win-Winの関係になれるかも。読者は老いも若きも男も女もさまざまなので、どの方面にも対応できる、柔軟な発想ができる人とも働きたいです。
WORKPLACE
入社当初は、男性は私ともう一人だけで、あとは女性ばかりでした。編集長も女性で、部員も「お姉さま」が多かったので、私が採用になったのは「姉がいるから」という、本当か嘘か定かではないことも言われたくらいです。(そのおかげで?)先輩方はとても優しく教えてくれました。編集作業は完全に未経験だったので、見つつ聞きつつ考えて、たくさん失敗しながら学びました。パズルをよく解いていたとは言っても、あくまで読者として楽しんでいただけなので、編集の仕事は少し勝手が違います。読者としてはこうあって欲しいということを重々承知しながらも、そうできないジレンマもありました。そうして悩んでいるとき、先輩が声をかけてくれて救われたことも。自分だけではなく周りにも気を使い、お互いがフォローし合える職場でありたいと思います。
白田 健司パズル事業部
山形県出身。千葉大学教育学部を卒業後、英知出版に入社し、現在もイードで発行している「クロスワードキング」の編集を担当する。その後も各種パズル誌の担当を経て編集長に就任。2014年に事業譲受にてパズル事業部がイードに譲渡されるのに合わせて入社し、現在に至る。